ロンボク島初サーフトリップ。その波そして美しさに感動!
ロンボク島
年末に向かい、どんどんと人が多くなり、日に日に渋滞の激しさも増して来たバリを後にお隣の島、ロンボク島へ。
空港を出るとすぐに自然、自然、自然。落ち着くー。
40分ほどで今回の滞在先グルプック到着。
静かな漁村にここ数年で出来たというサーファー相手の宿やレストラン、サーフショプが数件。
中心にはモスクが。
そしてほぼ大人の女性のみなさんヒジャーブ(ヒマールやアバヤなど違うスタイルのものがあるようですね。)と呼ばれるスカーフを被ってますね。
朝の4時には、モスクからのコーランが目覚ましがわりとなります。
グルプック
美しく大きなグルプック湾の中には、アウトサイドライト、アウトサイドレフト、 インサイド、ドンドン(日本人の間では、カメと呼ばれているようです)、キディーと5つのポイント。すべてボートでのアクセス。
今回、キディーポイントを除く4つのポイントでサーフィンする機会に恵まれました。
僕なりのレビゥーです。
アウトサイドライト
ライトのポイントブレーク。サイズがあるときは、沖から繋いで行くと途中チューブセクションもありロングライドできます。
テイクオフポジションも多くいろんな角度から波が入って来るので、混んでいても波をとりやすいポイントと感じました。
今回一番お世話になりました。
アウトサイドレフト
湾の反対側、こちらはポイントブレークでは無く、浅目のリーフブレーク。
割とまっすぐなリーフなので繋がった波もありますが、切れたやつはチュービー、ショートですがコンパクトで良い波。サイズが上がったらクローズしそうです。
村から離れているからか水も凄い綺麗で比較的いつも空いていて、1番好きなポイントでした。
サイズ、潮、風と条件が1番整い難いポイントではあるようです。
ライト、レフトありますが、ライトの方が断然いい波。レフトは、クローズしてしまう波も多かったです。
潮周りに関係なくでき、サイズが大きくなってもホールドするようです。
朝一がロータイドの時は、他のポイントが厳しいため、ここに人が集中します。
ドンドン
日本人の間では、通称カメ。ポイントから見える山の形が亀そっくりなのが由来。ホントにそっくり。
湾の奥に位置している為、立ちにくいポイントのようですが一度姿を現せば、ライト、レフト共にいい波です。
イージーテイクオフで波が立って来るファンウェーブ。
グルプック以外では、エカスとセガールというポイントにお邪魔しました。
エカス
お隣のより大きなエカス湾の中のアウトサイドとインサイド。
この時、うねりが足りずインサイドは、たまにセットで胸肩、波数少なく混んでいた為、すぐにアウトサイドに移動
。
こっちは、セットは頭半オーバー。波がシフトして中々テイクオフのポジショニングが難しかったです。
グルプックからバイクで15分ほどのビーチ。こじんまりとしたすごく綺麗なところ。
レフト、ライトありますが、ライトの方がサイズもあり断然いい波。
グルプックよりワンサイズ以上あり力のある波。うねりのサイズが上がるとクローズしやすいみたいです。
ビーチからパドルアウトでエントリーできビーチには海の家のようなもがあるんで、セッション後ここでリラックス。
人も少なく楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ロンボクサーフ事情
ここロンボクにもバリスタイルのガイドシステムは輸入されていましたが、バリ程強力なものでもないようでした。
それよりも、サーフィンスクールが大流行。
数年前までは、韓国の方が多かったようですが、現在はヨーロッパの方が圧倒的に多いようです。
問題は、ポイントが全てポイントブレークもしくは、リーフブレーク。
ピークから波を捉え乗って行くと、インサイドでインストラクターに押されたロングボードに乗った生徒さんがアウトオブコントローで飛び出してきて、冷やっとする、もしくは完全に行く手を阻まれる。
これが何本かつづくとちょっと悲しい。
これを嫌って毎年通ってきていた多くの日本人サーファーが来なくなったとローカルのサーファーから聞きました。
ここグルプックは、どのポイントもクオリティが高く、これで空いていてスクールもなかった頃は、天国だったのだろーなー!というのが正直な感想。
ここロンボクではサーフィン連盟のようなものが組織され、スクールのできる場所の規制、インストラクターの教育等をする事が必要な時期がきてるように感じました。
それが、よりロンボクサーフィンの発展につながるのでは、と。
こんなに素晴らしい波があるのに、それをきっちりと楽しめるサーファーたちの足が遠のくのは淋し限り。
波は、自然からの大切な贈り物。これを無駄にするのは罪ですよね。
ロンボクのビーチは、何処も素晴らしい美しさ。グルプックの隣のタンジュアンビーチは、インドネシアの中でも最も美しいビーチの一つと言われ、それは、息をのむ程。
そして、リンジャニ山という火山。最近流行のギリ3島。等々。
サーフィン以外にも見所沢山。自然の財産の宝庫です。
第2のバリ目指して、インドネシア政府は開発に力を入れてるようですね。
2021年には、オートバイレースのMoto GPがロンボクで開催されるそうです。
これからここロンボクは、どういう風に変わっていくのでしょう。
この美しい自然を上手に残すように開発していって欲しいと願います。
そして、これからの発展がロンボクの人達、そしてロンボクを訪れる人たちにとって、より良いものになることを願うばかりです。
今回のロンボクトリップは、フェイスブックで繋がらせていただいた斎藤さんご夫妻にオーガナイズをお願いしました。
お二人は、このグルプック在住13年。このコミニティーの一員として生活されています。こういう狭いコミュニティで外国人が生活することは、色々大変な部分もあると思いますが、住人の話からお二人がここに溶け込み、みんなからリスペクトされてる事が伝わってきました。
奥様が近所のホテルの従業員に日本語を教えられてると聞き、そして、ホテルの部屋に戻る時、何気なく外の通りを眺めると、旦那様が通りのゴミを黙々と拾われていました。
こういう小さな積み重ねあってこそ。
これぞ海外在住者のあるべき姿と勉強させて頂きました。
日本から一歩海外へ出ると、自分の行動が現地の人には”日本人の行動”と取られるという事。自分も忘れないよう常に気をつけなければと思っています。
(やっちまったー!という時、まだまだありますが。。修行は続きます。)
一人の日本人の小さな心許ない行動が、日本人全体のマイナスイメージになりかねないという事。
ちょっと気をつけて旅をすると自分にとっても、その旅がより楽しいいものになるのでは。
そんな事も、再認識させてもらえたロンボクトリップでした。
ありがとうロンボク!!
テリマカシー!!