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極楽旅日記

オヤジ板前サーファー新天地を探す放浪記です。

再び バリへ ⑷

ラマダン明けて解放の兆し!

 

1ヶ月って結構”あっ”という間ですよね。

子供の頃の1ヶ月って永遠のように長かったんだけど。

なんで歳をとるごとに月日の経つスピード早く感じるんでしょう?

 

それはさて置き、長いようで早かったラマダンも終了。

 

終了の日の朝、何時ものように海に向かう道すがら、すごい光景が!

 

バイクですれ違う奥様達 みなさん片手運転でもう一方の手には絞めたばかりの鶏が。

イスラムの頭巾をまとい、バイク片手運転で鶏の足をむんずと掴んで意気揚々と家に向かう女性達の姿が、なんかすごく勇敢に見えました。

 

これからはじまるレバラン(断食明けの大祭)の準備に入るのでしょう。今年は、コロナの影響で例年より地味なものになると、地元の方は残念そうでしたが。

 

レバランは丁度日本のお正月のようですね。空気感がすごくお正月。日本のお正月を30年近く味わってない僕にしては、なんだか懐かしい感じも。

 

商店や食堂もほぼ全部閉店。

 

皆さん新しいイスラムの民族衣装をまとい親戚や友人宅を尋ねます。

この時の挨拶は、

”これまで私があなたに与えた、直接的または間接的なご迷惑を、どうかお許しください。”

というもの。

ここで全てをクリアーにして、また今年からよろしく!みたいな感じですね。

日本の除夜の鐘のコンセプトの近い?

 

文化が違うと習慣も変わりますねー。また新しい体験をできた事に感謝!

 

ラマダンも終わり、そして6月に入るとこの辺りはすっかり元の生活へ。

村の入り口のセキュリティー検問も撤去。ほぼ皆さんマスクもしなくなりました。なんだかコロナ騒動は過去のものって感じです。

 

インドネシア自体は、まだ自粛続きだし、場所によっては、ロックダウンに近い状態のところもあるのですが。

 

そして!そして!

とうとう、マデウィポイント解放!!!!

 

待ちに待ったポイントでのサーフィン。何と言ってもここに2ヶ月以上いて、最初の3日しかポイントでサーフィンしてないですから。

 

丁度、スウェルもアップでビーチはクローズアウト。バッチリのタイミング。

マデウィポイントでもセットでダブル近くあります。

 

カレントも強く、ずっとパドルしつずけないとポジションキープできません。

2時間でクタクタ。何本か気持ちいいの頂きました。大感謝!

 

そこからは、毎日ポイントで至極のサーフィンライフ!皆さん待ちに待っていたので、やはり時間によっては、かなりの混雑。

時間をずらしたり、少し歩いてライトの方に行ったりして楽しみます。

ビーチブレークも楽しいですけど、やはりポイントブレークの綺麗な波はたまりませんね!

 

僕のカリフォルニアのトラッソルズローカルの友人がいつも ”リーフは宝だよ!”

って行ってた言葉を思い出しました。

 

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ここマデウィでの生活は、自然のリズムを感じられる素晴らしいもの。こういう生活をしていると自然と欲が削られてくるんですね。

 

朝は、夜明け前に起床。まずはヨガやストレッチ。そうしていると遠くのアグン山の左隣に朝日が登り始めます。

 

コーヒーを煎れ、新鮮なフルーツで朝食。

 

波のサイズや潮回りによって、すぐにサーフィンに出掛けるか、波チェックがてらビーチに行き帰り道に商店を回って新鮮な野菜や魚、絞めたての鶏肉などの買い出しをします。(これらは、朝しか売ってないので数日に一度は、この流れになります。)

 

魚は、鯖、鰯、アジなどの青魚が多く、朝水揚げされた新鮮なもの。ただ売ってる時に冷蔵設備もなく氷をかましてるわけでも無いのでなるべく涼しいうちに買うようにしてます。

日本の調味料とかは無いですが、インドネシアのケチャップアシンやケチャップマニス(大豆系調味料でアシンが醤油に近く、マニスは甘醤油って感じですね。)これらを調節して魚の煮付けや塩焼きにすれば最高に美味。

 

鳥も絞めたての地鶏!美味く無いわけなし。

野菜も米も全て地元で採れたもの。地産地消

 

最高の贅沢です!

 

最高の波、新鮮な食、自然のリズムを直に感じられる生活。充実の時間があっという間に過ぎて行きます。

 


[バリ島]West Baliの静かなMedewiの田舎暮らしの魅力を紹介します!

 

そうこうしているうちにインドネシアの国内移動の規制が解除。

 

現在、バリから日本に直行便が飛んでいないので全てジャカルタ経由。しかし国内の移動が規制されていたため帰国できませんでした。

 

ここでの生活は、最高に充実していますが、やはりいつ帰れるか先が見えなかったので帰れるとなって、すごくホッとしました。

 

でも、それも束の間、帰りたく無い気持ちがムクムクと。

 

いや、でも一度は日本に戻り区切りをつけよう!

 

フライトを調べてみると7月に入ると国内線の便数も増え、乗り継ぎ良く帰れそう。

しかし、国内線に搭乗するにはその1週間以内にPCR検査を受けなければなりません。

調べてみるとヌサドゥアの病院で受けられるとのこと、余裕を持って出発2週間前にバランガンに引越しを決定。

 

出発の日の朝ラストセッション。サイズも頭からオーバーヘッドのグッドコンディション。

ちょっと

ポイントパニックでしたが、時間をずらしている余裕もないので入水。

何故かこの日は、次々とセットの波をキャッチ。

そして、最後の波は1番奥のピークから乗りつぎビーチの波打ち際まで乗れました。

 

マデウィ!ありがとう!最後に最高のプレゼント!

 

後ろ髪を引かれながらも、今まで素晴らしい時間を与えてくれたマデウィの海にありがとうとお別れ、そして再会を誓いました。

宿に戻りパッキング。車での移動は、ただ詰め込めばいいので楽ですねー!

フライトの時はサーフボードのパッキングや超過料回避のための荷物の調節。かなり時間取られます。

 

3ヵ月に渡りお世話になったエディさんに挨拶して、いざ出発!

 

次の目的地は、ブキット半島のバランガン。バランガンに行くのは30年ぶり。

楽しみだ!!

 

続く!

 


[バリ島]2020年6月のMedewi近辺のサーフィン動画です。 Surfing in West Bali , June 2020