再びバリへ 2
マデウィにもコロナウイルス騒動の波が!
前回、マデウィのレフト、そしてそれに続きライトが閉鎖されたところまでお伝えしましたが、ここバリではコロナウイルスに対する対策が自治体、そして村ごとに決められているようで、隣り合わせのビーチでも管轄の村によって対策は変わりますので、閉鎖のタイミングに時差が出たり、こっちはサーフィンできるけど、こっちはダメ。ってことが起きてるようです。
僕の宿のある村の入り口にもセキュリティのテントが立ち、出入りをチェック。入る時に手にアルコールかけてくれます。それに何か意味があるのかは不明ですが(その直後に今まで握っていたバイクのハンドル握るんで。)とりあえず笑顔で”テリマカシー”と言っておきます。
こちらはクタなどのメインの観光地から離れているため自粛の波も遅れて到着といった感じ。
その頃、日本の規制が強まり、予定していた半月後の日本帰国を断念せざる得ない状況に。
まぁ、これも運命。後で考えればこれで良かったと思えるようになるでしょう。そう思うと何が待ち受けてるかワクワクします。
数日は、宿でヨガやストレッチや筋トレしたり、ネットを使って色々なお勉強。それはそれで充実の時間。
”田んぼの真ん中で、こんな生活をしてると仙人になれるかも?”
なんて思いだした頃、サーフィンできない僕を可哀想に思ったエディさんから提案が。
お隣のビーチブレークは、ビーチも解放されていて皆さんサーフィンされてます。ただエディさんが村会のメンバーで彼のゲストが毎日サーフボードを持って出かけるのは世間体が悪いから。。という事で我慢してました。(世間体を気にするなんて日本人みたい。)
提案は、エディさんの親戚が営むそのビーチの前のワルンにサーフボードを預け、手ぶらでサーフィン行けば?という事。
僕の答えはもちろん”是非是非!!”
やっぱり仙人よりサーファー!
エディさんの車に僕のサーフボードをのせ、バイクで後を追います。なんか悪いことしてるような感じ?!
そのビーチは、古き良きバリ島の雰囲気そのまま!マデウィよりさらに時がゆっくり流れいる感じ。
黒砂の長い海岸は、僕のコスタリカのホームブレーク Playa Hermosaに似ています。
サーフィンライフ再開!幸せに感謝!
長いビーチですけど、地形が決まっている所は一ヶ所。ちょうど僕がサーフボードを置かしてもらっているワルンの前。左のピークはレフト、ライトありますがどちらかと言うとレフトの方が良し。右側のピークはほぼライトのみです。
他の近辺のポイントは全て閉鎖されている事、そして学校も閉鎖されているのでローカルキッズサーファーも全員集合。長期滞在外国人、ローカルサーファー、そしてここは”まだ出来るらしい”と言う噂を聞きつけてやって来た人達で良い時間は、かなり混み合います。
なるべく時間をずらして入ったり、インサイドで待ったり、工夫をして邪魔にならないように楽しみます。
こんな状況で海に入れるだけで幸せです。”ありがたや!ありがたや!”
ビーチブレークですので、サイズが上がるとクローズアウト気味になってしまいますが、頭位までは、スーパーファンウェーブです。
海から上がったらワルンでバリコーヒー飲みながら一休み。
この場所の穏やかなリズムを楽しみながら。
このビーチ、今は数軒の宿がありますが、これらの宿が立ちはじめてまだ6年程との事。
”それまでは、田んぼしかなかったよ。” ローカルサーファー談。
完璧に"My kind of place! 自分好みの場所です!!”
マデウィのポイントが閉鎖になり続いて予定の日に日本に帰国不能となった時点で、”きっと、これで良かった。”と思える出来事が起こると思っていましたが、この場所との出会いがそれだったのかなと思います。
そうでなければ、ここまで足を延ばすことはなかったと思いますから。
この出会いに感謝!
やっぱり旅っていいですねー!
帰りがけに大好きなレストランで昼飯。
このレストラン ”Nal`s Kitchen" の発見も大きな収穫の一つ。
街道からビーチに向かう小道の途中にあるのですが、初めて通った時、何かピンとくるものがありました。
早速、このビーチでの初サーフの帰りに寄ってみると、驚きにのレベル。
おしゃれなカフェ風のインテリア。ローカルフードはもとより、ピザ、パスタ、ハンバーガーなど、」メニューも豊富。それからほぼ毎日通ってますが、何を食べてもハズレなし、値段も手頃の優良店です。
やっぱり、美味しい食事も旅の大事なエッセンスですよね。
『バリ島』West Baliで一押しの激旨レストランNal`s Kitchen
それからしばらく平和なサーフィンライフ。
しかし、ある朝いつものように海に到着すると、波はいいのに誰も入ってない??
そして "Beach closed" の看板!
”とうとう来たかー!” 呆然と乗り手のいないファンウェーブを眺めていると、地元サーファーがやって来て
”昨日、ここらに泊まってる外人達がビーチでパーティーして、怒った住人が警察に通報したんだよ。”
との事。その結果のビーチクローズ。
バリのほとんどのビーチが閉鎖されている今、”サーフィンさせてもらえるだけでもラッキー”と捉えてパーティーは控えてもらいたかった!
この辺りの平和な空気。世界のコロナ騒動が遠いことのように感じるのもわかりますが、国や自治体の取り決めありますから、そこはこらえて欲しかった。
現在も滞在してる外国人の多くは、自国に帰るフライトが無い、自国の規制で帰れないなどの理由、そしてインドネシア政府の温情措置でこのコロナ騒動中は観光ビザ、ビザ免除での入国者も申請なしで滞在延長OK。とのありがたいお言葉によるもの。
我慢が必要でしたねー。若い人多いからちょっと気持ちもわかるけど。
”また少ししたら出来るようになるから大丈夫だよ!” ローカルサーファーが慰めてくれましたが。。。
続く