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極楽旅日記

オヤジ板前サーファー新天地を探す放浪記です。

再びバリへ 3

Oh No!  インドネシア国境閉鎖へ!

 

前回、最後の砦だったビーチが閉鎖されたところまでお伝えしました。

 

暫くは、朝起きて水田を眺めながらなんちゃてヨガとストレッチ、サーフィン復活に備えて筋トレ。なんちゃて瞑想(迷想?)でしめる。瞑想ちょっと前から始めたんですけど、"呼吸に集中して無になるって"難しいですね。気づくと色々考えてる。なんか良いアドバイスあったらお願いします‼️

 

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こんな朝焼けを眺めながらの朝のルーティンは至福の時!

 

後は、ブログやYouTubeのお勉強。

 

そして最近、世の中で起きている事に対して疑問がフツフツと湧いてきて自分なりに調査。

 

そんな事してるとあっという間に1日終わります。全然暇で退屈するなんて事はありませんが、やはり自分はサーファー。波乗りしてナンボのもの。

 

これまでの20数年間、カリフォルニア、コスタリカ、そして今はアジアと場所を変えながらもサーフィンだけは、ほぼ毎日するというライフスタイルをつづけてきました。

 

色々策を講じます。

 

この近辺の他の国でまだ入れる所に移る、元住んでいたカリフォルニアに行く(自分が住んでいたオレンジカウンティはビーチクローズになっておらず、皆さんサーフィンされているようで)。

 

そんな時に、このニュース。

 

『もうすぐ始まるイスラム教の断食月ラマダンによる人の流れを規制する目的でインドネシア全ての国内線、国際線ストップ!』

 

僕の悪あがきもここまで。Go with flow!  流れに任せるしかなさそうです。

 

しかし、次の日。板を置かしてもらってるワルンのノン君から連絡が入りビーチプチ解禁のお知らせ!

 

ローカルとそこに泊まってるお客さんはOKとなったとの事。

 

街道からの入り口に検問所も設置されたようですが、止められたら『ノンの客だ!』と言いなさいとのお言葉!ありがたや!

 

ここでもサーフィンの女神は僕に微笑んでくれました!大感謝!

 

サーフィンライフ再開!ですがポイントは激混み!他のポイントは、まだ閉鎖中、それに加えラマダンが始まるとイスラム教徒のローカルサーファーは、サーフィンできなくなります。

 

”1ヶ月分乗るぞー!”って感じに、アグレッシブに波を追ってますね。

 

わかります。その気持ち!端っこでお邪魔にならないように楽しみます。

 

そして、ラマダン開始初日。ローカルサーファー0!僕を含め、近辺に滞在している外国人サーファーのみ!

しかし、前日までかなり良かった波のコンディションが、すっかり様子を変えてます。

海の神様のはからいかな?

 

それでも、海に入れるだけ幸せです。

なんとなくローカルに悪いような感じもします。みんな早朝から断食してるので元気がない感じ。

初めの数日が辛いとの事。

 

1ヵ月間、夜明け前から日没まで断食、飲み物も飲めないそうです。それに加えあらゆる禁欲が課せられるそう。大変ですねー!

 

ラマダン期間中にイスラム国に滞在するのは、これが初体験!

 

敬虔なイスラム教徒の人たちは、ラマダンが始まるとみんな顔が優しくなった感じがしました。

ラマダン初日の夕食に宿を管理してるエディさんが夕食に招待してくれました。

ラマダン期間中は特に、善人であれという教えを確認する意味でも、他人に親切にしたり施しをすることが多くなるようです。

 

いい習慣ですね。

それで、”顔が優しくなった感じがしたんだな!”と納得!

 

最近、断食健康法流行ってるし、ひと月で体調良くなりそうですね。

サーフィンできないのは、辛いけど。

 

ラマダンが始まって4日目の朝、波のサイズもアップしてコンディションも良くなってきました。

 

するとラインナップには、一人のローカルサーファーの姿が。

我慢できなかったんですねー。”わかるよ。その気持ち!”

でも何事もなかったように笑顔で ”今日波いいねー” って声をかけます。  

 

彼、満面の笑顔!

 

そして、次の日にはもう2人のローカルが復帰。

1人また1人と、ひと月のラマダン終了を待たずに2週間後にはラインナップは、ほぼ平常に戻りました。

でも、みんな断食は続けてるとの事、サーフィン欲は食欲を上回る!?

 

このビーチ、コロナ規制にも負けず、ちょっとのお休みはありましたが、ほぼ解放し続け、ラマダンのサーフィン規制?も早めに切り上げ!

好きだなー!こういう感じ!

 

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バリのローカルサーファー達は、このコロナの規制の期間中もこっそりサーフィンを続けていると聞きました!

 

”Surfing is not crime !(サーフィンは、犯罪じゃないぜ!)”

コロナの規制の中、カリフォルニアでビーチクローズになってる場所でサーフィンしていたサーファーが逮捕され高額の罰金を課せられる。

そして僕が住んでいたコスタリカでは(コスタリカは全国の海岸が閉鎖)海に入っていたサーファーに対し警官が威嚇の発砲!なんてニュース。

 

そんな異様な状況に抗議して、アメリカのサーファーの間での合言葉。みんなでこの言葉の入ったTシャツ着て抗議の気持ちを表しているようです。

 

僕には、現在のこの状況自体が”矛盾、策略、陰謀、嘘、欲”の入り混じった究極の状態のように感じます。

今は、毒出しの時なのかな?

 

何はともあれ、人間界の動きがスローダウンして自然界は一休み。

我々も自然の一部、自然が喜んでいるんだから悪いことだけではないはず。

 

我々サーファーは長年、海からいろんな事を知らず知らずに学んで来ているはず。

こんな時こそ、その感性を発揮して真実を見極め行動していけたら良いなーと思います。

 

何はともあれ、

 

Keep on Surfing!  

 

続く!